【オカリナエピソード】橋の下で

橋の下で

どちらかというと、山登りがメインで、オカリナ演奏は山頂や森の中で気ままに楽しむ、といった感じでした。
そのため、上達はものすごくゆっくりとしたものでした。
そんなあるとき、自分の吹くオカリナの音色を耳にして、
「オカリナの音色ってすごくいいかもしれない。すごい楽器なのかもしれない。」と感じました。
自分の演奏がお粗末で、オカリナの良さに気づくのに何年もかかってしまいました。

それからは、なんとかオカリナの音色の素晴らしさを人々に知ってほしいと思うようになりました。
狭いアパートに住んでいたので、練習場所に困りました。
それで、橋の下で練習するようになったのです。

橋の下で

橋の下は、音の響きがよく、上手くなったような気分になります。
車の行き交う橋の下で、近所に住宅がないので気兼ねなく練習できました。
夏はよいのですが、冬は手がかじかんでしまって大変でした。
寒いとオカリナの音程が下がってしまうので、お腹の中で温めたり、カイロで温めたり、手を擦ったり。
太陽の傾きで日当たりが変わってしまうので、陽の当たるところを移動しながら練習したことも。
あまりにも寒かったこともあって、現在は楽器演奏できるところに住んでいます。

当時は、オカリナの良さを知ってほしいという気持ちと、上手く演奏できなくて悲しくなる気持ちが交差する日々でした。
今となっては懐かしい思い出です。

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