【オカリナエピソード】森の外へ・光が丘公園にて

光が丘公園

こんにちは。
山のオカリナ吹き、土方 善文(ヒジカタ ヨシフミ)です。

今回は、光が丘公園で起こったちょっとしたエピソードをご紹介したいと思います。

普段は橋の下で、週末になると光が丘公園へオカリナの練習に行っていました。
光が丘公園は東京都練馬区にある、豊かな自然と緑が特徴のとにかく広い公園です。
光が丘公園の芝生広場のテーブル席には、週末には多くの演奏家たちが集います。

光が丘公園

ギター、フルート、篠笛、バイオリン、バグパイプ、ウクレレ、サックス・・・etc
多くの人たちが楽器の練習をしています。

僕もオカリナの練習に行ってましたが、全く自信がないので、人気のない森の奥深くで練習していました。
春は良いのですが、夏になると蚊が発生するので大変です。
それでも、気楽にのびのびと練習することができました。

ある雨上がりの朝、いつものように森の中に行くと、地面が濡れていました。
荷物を置いたら泥だらけになってしまいます。
困り果ててしまいました。
でも、せっかく練習に来たのだから、と思い切って森の外へ、芝生広場のテーブル席へ行きました。

芝生広場


テーブルの上に荷物を置いて辺りを見渡します。
やはり、芝生広場付近は人通りが多いです。
とても緊張しました。
でも、思い切ってオカリナをカバンから取り出して練習を始めました。

しばらく練習していると、初老の女性の方が、「きれいな音色ですね〜」と近づいて来られました。
テーブル席に座られて「何か演奏していただけませんか?」とリクエストされました。
僕は、「それでは、ふるさとを演奏します。」と言って、ふるさとを演奏しました。

演奏が終わると、目頭を押さえて、「癒されました。ありがとうございました。」
と仰ってくれました。
「いつもどこで演奏しているんですか?」
と聞かれましたので、
「いつも森の中で練習しているんです。」
と答えたところ、
「森の外で吹いてください。また来週来ますので。」
と仰って、去って行かれました。

それからは、森の外で練習するようになりました。
森の外で練習をしていると、いろんな楽器の演奏家から声をかけていただき、多くの音楽仲間が出来ました。
公園へ行けば誰かしら知っている人がいて、話をしたり、一緒に演奏したりもします。
思い切って森の外へ出ることで、音楽の輪が広がっていきました。

光が丘公園

しかし、あれ以来、あのときの初老の女性に会うことはありませんでした。
もし、また会うことができたら、感謝の気持ちとともにオカリナ演奏を贈りたいと思っています。

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